概要

2018年10月16日

1.成瀬サッカー少年団について
 成瀬サッカー少年団は、昭和46年(1971年)に発足し、今年で48年目を迎えました。長きに渡り、活動できていることは、指導者や後援会の皆様、交流チーム、関係団体の協力があってのものです。今年度もご協力くださる方々ととともに、新たな歴史の1ページを刻んでいきたいと考えております。
 昭和46年(1971年)、当時、成瀬小学校の教諭に赴任された高原重信が学校教育の一環として、「成瀬サッカー教室」を開設したのが、成瀬サッカー少年団のはじまりです。子どもたちが何かに目標をもって取り組んでいけるものをとの考えから、ボール一つで楽しめるサッカーが適切であると思い、子どもたちに声をかけると即座に集まりました。当初は高原先生が一人で練習からグランド整備、試合等全ての面倒をみていました。この先生の苦労されている姿に子どもたちの父親の中から手伝いされる方が一人・二人と増え、これが今日の後援会の基礎になっています。
 はじめの頃は中々練習試合をしてくれるチームも少なく、また練習試合をしても負けてばかりという時代が続きました。強いチームになるには練習だけでは駄目で、強いチームと試合をし、そのチームから強さを吸収していくことが大切です。高原先生の厳しい指導と子どもたちの頑張りにより、創立12年目の昭和57年(1982年)に全日本少年サッカー大会の神奈川県大会で優勝し、念願であった読売ランドで開催される全国大会へ行くことができました。この間、7年目の昭和52年からは指導者に安倍正弘が加わり、団員数も100名(当時は3年生以上)を超える大きな組織となってきました。このように大所帯となったこともあり13年目の昭和58年に学校から独立した『成瀬サッカークラブ』として新たに活動をスタートしました。(ちなみに、成瀬サッカー少年団は『成瀬サッカークラブ』の一つの組織です。)
 また、サッカー少年団へ参加しているのは成瀬小、緑台小(昭和55年に成瀬小より分離)と石田小(平成11年成瀬小より分離)の子どもたちが主体となっていますが、他の学区の子どもたちも多数参加しており、学区活動にとらわれない地域の活動として定着しています。
 指導者も団員の保護者の方がコーチになってくれたり、お子さんが卒団しても団に残ってコーチや監督として携わってくれたり、地域の多くの大人が子どもたちの健全な成長のために関わってくださっています。さらに卒団生の中からもテクニカルコーチや親コーチとして、団に戻ってきてくれる方が増えてきました。これは、地域に根ざしたスポーツ少年団として大変喜ばしいことです。そこで、2006年度からは、卒団生を中心とした成瀬サッカー少年団第2世代をスタートさせました。代表には第14期生の松島由到、副代表には第21期生の安倍龍介を置き、これまでの成瀬サッカーの歴史を引き継ぎ、さらなる発展を目指しています。
 この様な地域に根ざしたスポーツ活動が認められ1998年度には安藤為次記念賞、1999年度には神奈川県優良スポーツ少年団表彰、2007年度には伊勢原市スポーツ少年団優良チーム表彰をいただくことができました。
 これまでの41年間で卒団生は842人にのぼりました。多くの方々に支えられて成瀬サッカー少年団は成長を続けてくることができました。今後も後援会の皆さん、交流チームや関係団体の方々のご理解とご協力のもと、地域のスポーツ少年団として、子どもたちの健やかな成長のためにより良い活動を行っていきたいと思います。

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